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古陶磁コラム  
2003年7月

染付青磁浪ニ篭花文皿

鍋島様式(17世紀後期)
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 元来、鍋島藩が藩窯を大川内に築いた理由として、青磁の釉石が近くに産することからその地を選んだという説もあるように、鍋島では青磁の器が数多く焼かれている。その際、鍋島特有の意匠感覚が取り入れられ、青磁を一部分に使うなど、使い方は絶妙である。
 この高台皿も、文様の背景に青磁が施され、浪と篭だけの意匠も斬新であり、夏らしい涼しげな作品に仕上がっている。
(文・14代今泉今右衛門)


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