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古陶磁コラム  
2003年10月

染付桂花文皿

鍋島様式(17世紀後期)
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 桂花とは金木犀(キンモクセイ)のことで、楊貴妃が好んだといわれるこの花は、春の沈丁花と並び香りで季節の移ろいを知らせる代表的な植物である。皿の見込みいっぱいの桂花の大樹に霞を横切らせる構図は斬新であり、鍋島の大名道具としての風格とデザインの高さをみることが出来る。裏文様は七宝繋ぎ文、櫛目高台であり、鍋島の最盛期の作品である。
(文・14代今泉今右衛門)


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