imaemon museum
トップへ プロフィール 古陶磁コラム 企画展 所蔵品ギャラリー 御利用のご案内 ミュージアムショップ お知らせ

古陶磁コラム  
2004年9月

黄釉柘榴文皿

古伊万里様式(17世紀後期)
イメージ

 黄釉の発色の美しい皿である。釉薬の中の2%程の鉄分の含有により青磁の発色、10%程の鉄分の含有により銹釉の発色をするといわれている。この黄釉も銹釉の一種で、数%の鉄分等により発色するものと思われるが、釉薬の薄い部分が茶褐色に発色している。全体に子孫繁栄の吉祥文様の柘榴と縄のような文様が陽刻により表現され、黄釉の美しい、深い釉調と相俟って、優品に仕上がっている。
(文・14代今泉今右衛門)


Copyright 2003 IMAEMON MUSEUM. All rights reserved.
このサイト内の文章や画像を無断転載することを禁じます。
公益財団法人今右衛門古陶磁美術館 〒844-0006 佐賀県西松浦郡有田町赤絵町2-1-11 電話0955-42-5550