令和7年度企画展「やきものの赤」
2025年09月24日(水)
数多ある色の中でも赤は力強い色彩から生命や活力を象徴する色とされ、古来より特別な色として人々を魅了してきました。
17世紀初め、有田に始まる日本磁器は、白磁に染付の色調から赤、黄、緑、紫等の絵具で加飾する色絵磁器へと発展し、色絵は赤色を主調とすることから「赤絵」とも呼ばれます。赤の色合いは釉薬の赤茶色、初期色絵の赤紫色、その後様式や時代背景の変化により朱色、華麗な花赤へと変遷を遂げてゆき、ことに鍋島藩窯の色鍋島では重厚な赤が重んじられ格調高雅な趣を醸しました。
本展では、初期伊万里から歴代今右衛門の時代が求めた赤の多彩な表情をお楽しみいただけます。
紅葉が秋の彩を添えるこの時期に有田磁器の〝赤〟をゆっくりとご鑑賞ください。
■特別イベント
十四代今右衛門によるショートギャラリートーク
11月1日(土) 11時~11時20分
11月19日(水)・12月20日(土) 14時~14時20分
令和7年度企画展
やきものの赤
■会期:令和7年10月3日(金)~12月21日(日)
■休館日:毎週月曜日(祝日の場合、翌日休館)
■会場:公益財団法人 今右衛門古陶磁美術館 2F
※詳しくは
今右衛門古陶磁美術館企画展ページまでどうぞ→