お知らせ

2013年08月10日(土)

「思いを包むかたち」

-折形ワークショップのご案内-

201208event_img.jpg

この度、今右衛門陶舗では『折形』の講話会とワークショップを開催いたします。
『折形』とは室町時代から各武家に伝えられた礼法の一つで、贈答や室礼などの際に
用いる包みの作法です。室町幕府では折紙方という政所が設置され、進物・贈物奉行が
季節毎の行事や目的、贈る相手、品物によって包み分けがなされていました。
和紙が普及した江戸時代にはその種類も急速に増えたといわれ、太刀の柄包・砂金包・
硯包・香包・粉包・・・などその数は500種以上存在したともいわれています。
現代の暮らしの中にも、遊戯の折紙はもとより、結納の折形、贈答品の熨斗、金子包、等
贈答と包みの文化として遺されています。
"一枚の紙に贈る方への思いを込めて包む" 伝えていきたい美しい作法です。

このたびは折形研究家の辛島綾氏に、折形の歴史や種類、折りの形が持つ意味を
紐解きながらお話いただきます。
当日は五節供のひとつ「重陽の節供」をテーマに、暮らしの中に取り入れていただける折形
をやきものと合わせてご覧いただき、日本の贈答と包みの文化をご紹介いたします。
また、講話後のワークショップでは写真の[卯の黄粉包]と、ハレの膳にふさわしい
[箸包]の折形制作をお楽しみいただきます。皆様のご参加をお待ちいたしております。


■「思いを包むかたち」 -折形ワークショップのご案内-
開催場所:今右衛門陶舗東京店 2階
日 時:平成25年8月24日(土)(1)13:00~15:00 (2)15:30~17:30 ご希望の時間をお選びください。
人 数:1回10名様限定×2回
参加費: 2,500円(材料費・お茶菓子代を含む)
ご用意いただくもの:30㎝の定規をご用意ください。

■講師プロフィール  辛島 綾(からしま あや)氏
多摩美術大学 非常勤講師
染織作家・折形研究家


ご来場ご希望の方は、電話又はメールにてお申し込み下さい。先着順のお申込みとなります事、ご了承下さいませ。
夏季休業のお知らせ:今右衛門東京店は8月14日~16日まで、夏季休業いたします。

今右衛門陶舗東京店
TEL:03-3401-3441
E-mail:tokyo@imaemon.co.jp