十一代今右衛門は作品の質の向上に意欲的で、絵を描くことが得意でした。特に色鍋島、古伊万里の最盛期の作品の復元につとめ、江戸時代の元禄期の作品と比べても遜色のない優れた作品を造りだしました。
昭和8年には大宮御所・貞明皇后より昔の伝統技術を保護するためにとの御用命を拝しました。その後宮内省、各宮家の御用達を受けるなど優品を造り、今日の今右衛門家の基礎をつくりました。
陶歴
| 1873年 | 今泉熊一(11代)生まれる |
|---|---|
| 1927年 | 11代今泉今右衛門襲名 |
| 1933年 | 秩父宮家より御用命を受ける |
| 1934年 | 宮内省及び大宮御所より御用命を受ける |
| 1937年 | 英国ジョージ6世戴冠式に際し、大宮御所よりドラモンド卿への御土産品を制作し納入する |
| 1948年 | 歿 |
作品集
![]() 色絵竜花瓶 |
![]() 色絵鳳凰桐文化粧道具入揃 |


