十四代今右衛門作品集

色絵吹墨墨はじき雪文額皿
色絵吹墨墨はじき雪文額皿 (14代今右衛門作)
サイズ:径29.8 高4.8

雪の結晶のような幾何学的な文様であっても、手で描くことから角度や長さが微妙にズレ、それが手で描くことの大切なことだと認識していた。しかし、昨年末、地元の染織家の方との話のなかで「自分も、ゆらぎを求めると身を滅ぼすよと言われたことがあった」、「品格とかズレとかも注意した方がいいよ」と言われ、工芸の特徴としてゆらぎとか品格とかズレというものは大変大切なものではあるけれども、それは求め過ぎたり意識してはよくないのではないかと最近思っている。