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古陶磁コラム  
長い間、皆々様のご激励のなかで古陶器コラムを支えていただき感謝いたしております。しかし、今回を持ちまして古陶器コラムは一応終了させていただきます。
尚、平成21年3月からは、古陶器にかかわらず、様々な事柄を題材に(もちろん古陶器も含みます)コラムを、14代今泉今右衛門のウェブサイトにて紹介していきたいと思いますので、変わらぬご厚情をお願い申上げます。

(文・14代今泉今右衛門)
イメージ  2009年2月
色絵有職文皿

鍋島の文様の構成力が感じられるエキゾチックな意匠の高台皿である。この皿は、…
イメージ  2009年1月
黄釉色絵獅子牡丹文皿

黄釉の発色もすばらしく、またその中に映える獅子と牡丹の色絵も美しい五寸皿である…
イメージ  2008年12月
色絵椿つなぎ文千代口

色鍋島の代表的な千代口である。今でこそ代表的といっても誰も疑わない作品であるが…
イメージ  2008年11月
釉裏紅笹文瓶

この作品は、父・十三代が若い頃、旧西有田町の広瀬窯の窯跡にて表面採集した際…
イメージ  2008年10月
染付月兎文皿

鍋島の斬新な意匠性を最も感じさせる五寸の変形皿である。この高台皿は先年…
イメージ  2008年9月
染付月兎文皿(陶片)

月見の風情を思わせる初期伊万里の小皿の陶片である。陶片といっても縁が少し欠けた程度で…
イメージ  2008年8月
染付唐花文千代口

染付にて描かれた唐花文が瑞々しく、変形の口部をした洒落た向付である…
イメージ  2008年7月
色絵水草文皿

水草と流水が瑞々しく描かれ、水草の赤絵と染付のぼかしが絶妙であり、鍋島の意匠力が感じられる「夏」の…
イメージ  2008年6月
白磁百合型小鉢

鍋島では珍しい白磁の作品である。形状的にどのような技法により制作されたのか定かでない小鉢である…
イメージ  2008年5月
染付麦文皿

鍋島らしい斬新な意匠の高台皿である。この皿は、平成7・8年頃、父・十三代が購入したものである…
イメージ  2008年4月
染付草花文鉢

この鉢は、初期伊万里の中でも草創期の窯・小溝窯にて焼成されたものと…
イメージ  2008年3月
色絵RW字入瓶

この瓶は、当時のヨーロッパへの輸出品である。「RW」の文字は、内容物を表しているのではなく…
イメージ  2008年2月
青磁染付雪輪文皿

染付の青と青磁の緑の対比が美しい現代的な文様である。この皿は古くから今右衛門家に所蔵されていたものであるが…
イメージ  2008年1月
色絵松竹梅文皿

松と竹と梅を、縦と横のラインを意識して配したと思えるような意匠の高台皿である…
イメージ  2007年12月
青磁六角皿

何の変哲のないほのぼのとした初期伊万里の青磁の皿であるが…
イメージ  2007年11月
青磁染付宝尽し文小鉢

この作品は、十数年前、父と二人で見て、購入を決めた小鉢である…
イメージ  2007年10月
染付雲文三つ足皿

見込みの市松文様、そして周りの雲文様。共に墨はじきの技法が駆使された涼しげな発色である…
イメージ  2007年9月
璃釉芥子文向付

色鍋島の大きな特徴である”斬新な意匠”を感じさせる向付である。この向付を色鍋島の中で最も好きな作品に挙げる人は多い…
イメージ  2007年8月
青磁長四角皿

鍋島の、端正な発色の長四角皿である。父はかねてからお客様をもてなす器として…
イメージ  2007年7月
色絵朝顔文変形皿

色絵朝顔文変形皿。鍋島の高台皿の中で、私が最も好きな作品である。ほのぼのとした中に崇高な品格が感じられ、…
イメージ  2007年6月
色絵笹輪文皿

リズミカルな笹をモチーフとした、現代的な構図の後期鍋島の尺皿である…
イメージ  2007年5月
色絵千鳥文変形皿

17世紀中頃の初期色絵の変形皿である。この皿は、平成13年10月上旬、ある古陶器商の方が数点持参された…
イメージ  2007年4月
銹釉草花文掛花入陶片

初古陶磁の陶片というのは大変魅力のあるもので ある。…
イメージ  2007年3月
三島手鳥文鉢

有田から東部に位置する百間窯で造られたものと思われる。当時、朝鮮半島から伝わった三島手という技法の鉢である、…
イメージ  2007年2月
色絵椿つなぎ文変形皿

初期鍋島の代表的な変形皿である。(財)今右衛門古陶磁美術館が開館した当時、父・十三代今右衛門に聞いたことがある。…
イメージ  2007年1月
色絵宝尽し文皿 

鍋島の七寸皿の中で、文様・発色・器形ともに最高のものといわれる色絵宝尽し文皿である…
イメージ  2006年12月
錆釉橘文変形皿

手のひらに収まる程の小さい小皿である。父・十三代はかねてから、「古陶器の中で、ひとつ買っていいと言われたら…
イメージ  2006年11月
牡丹文変形皿

表面は陽刻だけ施された白磁の変形皿である。文様が描かれている裏面と高台描きは初期鍋島の雰囲気を感じさせる趣であることから…
イメージ  2006年10月
色絵紅毛人酒瓶

頭の部分がはずれ、そこに洋酒などを入れ、紅毛人がまたがる樽にある穴の部分に蛇口か何か付けてお酒を振舞うための…
イメージ  2006年9月
染付松文茶碗

初期伊万里の窯跡の物原(ものはら)からの発掘品である。昭和30年頃、父・十三代今右衛門が…
イメージ  2006年8月
青磁鎬文千代口

鎬の削りを入れた形状に青磁釉と透明釉を掛け分けた、鍋島らしい現代的な意匠の千代口である…
イメージ  2006年7月
染付唐草文水煙草瓶

当時のヨーロッパ向けの珍しい水煙草瓶である。オランダ人は当時、煙草をもっぱらクレーパイプと呼ばれる素焼きのパイプを用いて喫煙していたが…
イメージ  2006年6月
銹釉鷺図八角皿

初期伊万里の銹釉の八角皿である。この皿は、上下二つの陶片を…
イメージ  2006年5月
青磁染付鷺文香合

百間窯からの発掘の香合である。十三代今右衛門の30歳前後の頃、三上次男先生の発掘の写真撮影の手伝いとして、発掘を…
イメージ  2006年4月
染付柳文茶碗

伸びやかなタッチの初期伊万里の茶碗である。父・十三代今右衛門の若い頃、…
イメージ  2006年3月
色絵桃宝尽し文皿

今回の色絵桃宝尽し文皿については、平成9年、財団法人今右衛門古陶磁美術館の開館記念「鍋島名品展」のポスターにも…

この今月の古陶器コーナーでは、今まで鍋島・古伊万里の名品を毎月ご紹介してきましたが、平成17年3月から一年間、10代から13代までの歴代の今右衛門の作品を、時代を追って扱っていきます。
(2005年3月~2006年2月)(文・14代今泉今右衛門)
イメージ  2006年2月
色絵薄墨梅花文茶碗

十三代今右衛門の代表的作品の中に、この梅の文様の細い花瓶がある。その花瓶の文様は…
イメージ  2006年1月
色絵薄墨瓔珞文水指

瓔珞とは、古代インドの貴族が珠玉や様々な貴金属を編んで、頭や首、胸などに掛けた装身具である…
イメージ  2005年12月
色絵吹重ね草花文鉢

十三代今右衛門は学生時代から、マティスやブラックの作調に興味を引かれ…
イメージ  2005年11月
色絵薄墨竜田川文高台皿

十三代の作品の文様は、更紗や唐花などの想像上の草花や、露草やすすきなどスケッチを基にしたものが多いが…
イメージ  2005年10月
色絵吹墨すすき文花瓶

すすきは、十三代今右衛門が若い頃から好んだモチーフである…
イメージ  2005年9月
色絵麦文鉢

十三代今右衛門は若い頃前衛的な制作をしていたが、40歳頃から、伝統的な仕事の中で現代の色鍋島を追求していく作風へ…
イメージ  2005年8月
色鍋島桃文花瓶

江戸期・色鍋島の七寸高台皿の桃文皿の文様を基に、花瓶の中にデザインした十二代今右衛門の代表作である…
イメージ  2005年7月
色鍋島唐花文額皿

十二代今右衛門は、大正から昭和にかけての色鍋島の復興を制作面から支え続けた。昭和の初期頃は…
イメージ  2005年6月
色絵手毬花文高台皿

江戸期・色鍋島の再興に力を注いできたなかでも、昭和初期に造られた作品には優品が多い…
イメージ  2005年5月
色絵龍赤玉文鉢

江戸期、古伊万里の型物と呼ばれる「色絵龍赤玉文鉢」を基に、大きさをひとまわり大きく、精巧に造られた11代今右衛門の代表作である…
イメージ  2005年4月
色絵花鳥文皿 

明治に入り、鍋島藩の保護を離れた後、一般の人は鍋島の存在を知らないため、…
イメージ  2005年3月
色絵梅文手付瓶

今右衛門の代々の仕事は、江戸期は鍋島藩の御用赤絵師として、ずっと上絵だけを生業としてきた家であるが…

季節感あふれる作品と
それにまつわるお話をご紹介
(2003年3月~2005年2月)
(文・14代今泉今右衛門)
イメージ  2005年2月
色絵梅花文手付瓶

この手の絵柄の様式のものは、以前は九谷といわれていたものである。…
イメージ  2005年1月
色絵寿字宝尽し文鉢

江戸・元禄期に造られた最上手の「型物」と呼ばれる一連のうちの一つである…
イメージ  2004年12月
色絵草花文髭皿

手前の丸くへこんだ部分を首に押し当て、髭を剃るための専用の皿といわれている…
イメージ  2004年11月
染付鹿ニ紅葉文花瓶

鹿と紅葉が卓越した生き生きとした筆致の染付で描かれた、延宝期頃(17世紀後期)の優品の花瓶である…
イメージ  2004年10月
色絵栗鼠に葡萄絵変形皿

初期色絵の雰囲気を感じさせる変形皿である。かすかに段をつけた見込みに、何の動物か判別しにくい動物が…
イメージ  2004年9月
黄釉柘榴文皿

黄釉の発色の美しい皿である。釉薬の中の2%程の鉄分の含有により青磁の発色、10%程の鉄分の含有により銹釉の発色をする…
イメージ  2004年8月
染付葡萄文徳利

実が多くつくことから、多幸・多産を意味する葡萄は歴史が古く、ヨーロッパから中 国・日本へと伝来し…
イメージ  2004年7月
染付山水文手付瓶

江戸期、有田周辺で造られた焼物が伊万里港から積み出しされたため、国内・国外に伊万里焼という名で広まっているが…
イメージ  2004年6月
銹釉染付鷺文皿

ほのぼのとしたタッチで描かれた初期伊万里の皿である。銹釉とは鉄分を含む石を釉石として用い…
イメージ  2004年5月
染付VOC花鳥文皿

17世紀中期、それまでヨーロッパへ輸出してきた中国が明時代末期の動乱により、輸出できなくなり、その替わりとして、有田の焼物が…
イメージ  2004年4月
色絵桜文水注

胴部と肩部に青海波と桐文の陽刻が施され、その上に上絵で桜の文様が散りばめられ、釉薬は陽刻が見えやすいように…
イメージ  2004年3月
色絵桃文桃型皿

桃の形状の中に、桃の色絵が施され、また、桃の色絵の部分が盛り上がっており、複雑な意匠の、鍋島の意匠性をほうふつさせる…
イメージ  2004年2月
色絵水仙文皿

水仙は、古くから「雪中花」という異名で呼ばれるように、雪の中でも芳香を放ちながら気品ある花を凛と咲かせる姿から…
イメージ  2004年1月
色絵橘文皿

柑橘の中でも古くから自生したものは橘だけであり、平安期には紫宸殿の、左近の桜・右近の橘として神聖視されている…
イメージ  2003年12月
色絵銹釉椿文皿

見込みに一輪の椿が描かれた、堂々とした5寸皿である。椿の花は、日本人には特に馴染みが深く…
イメージ  2003年11月
青磁染付紅葉文皿

青磁釉と透明釉の掛け分けという技法が多い鍋島の青磁の中で…
イメージ  2003年10月
染付桂花文皿

桂花とは金木犀(キンモクセイ)のことで、楊貴妃が好んだといわれるこの花は…
イメージ  2003年9月
染付月兎文皿

円を二つ重ね合わせることによる三日月と兎の組み合わせは絶妙である…
イメージ  2003年8月
色絵朝顔文千代口

初期鍋島の名品の千代口である。濃い緑と黄の色絵からは古九谷様式の雰囲気が感じられ…
イメージ  2003年7月
染付青磁浪ニ篭花文皿

元来、鍋島藩が藩窯を大川内に築いた理由として、青磁の釉石が近くに産することから…
イメージ  2003年6月
青磁染付紫陽花文小鉢

鍋島の特有の青磁掛け分けの小鉢である。この小鉢の場合、内外に青磁が掛かっている…
イメージ  2003年5月
色絵石楠花つつじ文皿

石楠花の花と葉の文様化の意匠力に、鍋島の斬新な高いデザイン性を感じる…
イメージ  2003年4月
青磁染付桜文皿

鍋島では文様を横に並べ連ね繋ぐ構図は、椿繋ぎ文・松文・菊文など…
イメージ  2003年3月
染付桃花文皿

桃は中国・西王母の伝説により、瑤池というところに…

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